東方夢想殿に関する覚書

東方夢想伝Ver2.00より追加されました、おまけモード『東方夢想殿』。
クリア後の楽しみとしてのやりこみ要素として設定されたこのモード、少々本編とは勝手の違う部分もあります。
そこで、ここでは夢想殿でより深い階層に潜るためのいくつかの項目を、覚書と言う形で挙げておきます。
プレイの参考になれば幸いです。

 

使用キャラ以外の装備アイテムを外す
 まずやるべきことはこの点だ。
 夢想殿では、レベルを除いた能力は全てクリア時のままで敵が登場する。
 つまり、ユニット強化やアイテム装備がなされた状態で現れるのである。
 当然の事ながら、これによって難易度が跳ね上がるため(強いキャラを強化していた場合は尚更!)、夢想殿を遊ぶ前には使用キャラを除 いた全キャラのアイテムを外すようにしよう。
 特に、きゅうきょくのまどうしょ東方夢想伝火水木金土符などは能力が高い分、破滅的な結果を招きやすい。

ユニットランクアップのための資金を残しておく

 夢想殿では、大妖精や小悪魔もプレイヤーキャラとして扱う事ができる。
 初期の状態で既にユニットランクは3あるが、この3と言う数字も、大抵の場合は周囲に比して低い水準を表す。
 このため、彼女達のユニットランク強化が急務となるのだが……勿論、先立つものがなくてはどうにもならない。
 故に、計画的に資金を稼ぎ、強化のための資金を残しておく必要が出てくるのである。
 ランクは5もあれば、割と楽に戦闘を進めることができるだろう。

 また、ゲーム中で撤退すれば、撤退時点までの資金が手に入る。
 この資金は持ち帰れるので、これを使って使用キャラを強化する事で、更に奥へ進む事が可能なのだ。
 ただし、ゲームを楽に進めるためには、使用キャラ以外の強化は厳禁。


全体マップを確認する
 次の階層に降りたら、まず最初に全体マップを確認しよう。
 これには、二つの目的がある。
 まず、敵の構成を確かめる事。
 夢想殿では、階層が変わるごとにプレイヤーキャラ以外の自軍キャラから3人を選択し、敵としてフィールドにランダム配置する。
 このため、敵として誰が出てくるかは完全ランダムであり、その構成をいち早く理解し、どう戦術を組み立てるかで難易度は大きく変化するのだ。
 次に、配置の確認と主戦場の把握である。
 敵がランダム配置であることは前述したが、特に障害物などはないために大体の進路は予想できる。
 それにより、接敵ターンの計算や掃討までのターン数を大体把握しておけば、今後の戦術も立てやすくなるだろう。

速攻最優先!

 これは夢想殿における戦術の大前提と言っていい。
 夢想殿において、HP・EN・SP・霊力の回復手段は階層の敵を全て撃墜するか、夢想結界を発動させる以外に存在しない。そして、撃墜時の回復量や夢想結界のポイント入手量はすべからく撃墜完了時のターン数に依存している。
 このため、戦闘を長引かせれば長引かせるほど後が続かない仕組みになっているのだ。
 逆に、速攻でクリアすれば回復量もポイントの量も多くなり、必然的に深い階層へと進みやすくなる。
 攻撃は最大の防御と言うが、このシステムはそれをまさに地で行ったものだ。

 また、速攻を心がけるために、威力の高いマップ兵器を持つキャラを一人は同行させておきたい。
 通常武装は精神コマンドを乗せたりすると防御される場合も多く、ここ一番の確実性に欠ける時がある。
 しかし、マップ兵器は防御行動を取る事ができず、そのダメージ量は安定しているのだ。
 更に、そのマップ兵器の威力が高く、かつ「熱血」や「魂」などの精神コマンドを乗せたならば、もはや言う事はない。
 できれば、敵を全ておびき寄せた上でマップ兵器で一網打尽にしたいところだ。


夢想結界を惜しむな

 パーティが一定の段階を越えると、敵のHPや武装が強化され始める。
 最初はせいぜいHP8000とかで大した影響はないが、深く潜るにつれてHPが5桁を突破したり、更に移動力や弾数の最大値まで上昇する。
 そこで、この能力の増加に対応するために『夢想結界』が存在する。
 夢想結界を発動させると、まず全武装の攻撃力が+600される。
 更に、ユニットがボス扱いのデータになり、能力が全般的に強化される。
 特にHPは最大値の2倍+10000と大幅にアップし、深層の敵の強烈な攻撃にも耐えやすくなる。

 夢想結界を用いるには、ゲーム中に入手できるポイントを消費する事で発動する。
 このポイントは階層の敵を全滅させる事で加算され、計算式は「(6−敵撃墜ターン)×現在の階層」で計算される(6ターンを超えてしま った場合は、純粋に現在の階層と同じ値が加算)。
 このポイントの消費量は使うたびに増加し、調子に乗っているとポイントが切れてどうしようもなくなると言う事もままある。
 だが、夢想結界に頼ると言う事は、多くの場合は敵と味方の能力が逆転している場合である。
 この状況で夢想結界を惜しんで無理をすると、かえって味方キャラの数を、ひいては戦術の幅を狭める事になりかねない。
 幸いにも、夢想結界終了時には発動者が手に入れたポイントと同量のボーナスポイントが加算されるため、よほど無茶な使い方をしない限り、ポイントの総量はそれほど減少しない。
 使えるときにはどんどん使っていった方が良いだろう。


クイックセーブとクイックロードを活用しよう

 本編でも、攻撃の命中や回避などに活用したクイックセーブとロード。
 夢想殿においてはまた別の使い方が存在するので、それについてここで言及しておく。

 まず、あと一撃で階層をクリアできると言う場面でクイックセーブする。
 そして、クリアすると次の階層に舞台が移り、敵が出現するが……この際にクイックロードし、再び階層を移ると敵の構成も配置も違うものに変化するのだ。
 これは、各階層で登場する敵の構成が完全ランダムである事に由来している。
 出現時点でクイックロードを行う事で敵の構成などがリセットされ、次階層に踏み込む時に一から再計算が行われるからである。
 これを用いれば、確実性に欠けるものの出現メンバーの操作を行う事が可能である。
 例えば、フランドールや紫などの破滅的な能力を持つキャラクターが出現した場合、ロードを行う事で彼女達との戦闘を回避することが可能なのだ。
 特に深層へと足を踏み入れた場合、覚えておけば有利になるかもしれない。

 


[戻る]